糖尿病網膜症は、血糖コントロールと
定期的な精密眼底検査によって、
予防、早期発見、治療が可能にもかかわらず、
失明原因の第1位という不名誉な結果に終わっています。
この結果は、定期的な眼科検診が十分に
行われていないことを示しています。
東京女子医科大学糖尿病センターで、
眼科を初診した人のうち、
すでに失明の危険性がある増殖網膜症があった人は
10パーセントもいました(1989年1月~94年12月調査)
そのうち、会社員・公務員は 33.6パーセント、
自営業者は 28.1パーセント、
主婦を含む無職は 36.8パーセントでした。
この調査結果では、なかば強制的に生活習慣病健診を受けている
会社員の割合の多さも気になりますが、
自営業者や主婦の割合の多さが目立ちます。
視力を人生の途中で失うことは大変つらいことです。
糖尿病の方はその危険性を自覚し、
積極的に生活習慣病健診を受け、
定期的に眼科医を訪ねるように心がけましょう。
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