単純
網膜症の段階では血糖コントロールを
上手に保てば自然に軽快します。
しかし、それ以上に進んで、前増殖
網膜症の
段階ではレーザー光凝固術、増殖
網膜症では
硝子体手術といった外科的治療が必要になります。
★レーザー光凝固術
増殖
網膜症の段階では、高血糖による酸素欠乏で
傷んだり、死んでしまった網膜の栄養を補うための、
新生血管という新しい血管が作られます。
これは、本来、健康な目には存在しないものです。
新生血管は、もろく、網膜や硝子体に悪影響を
及ぼします。レーザー光凝固術は、この血管を
レーザーの光で、出てくる前段階で予防したり、
出てきてしまったものを焼きつぶしてしまう治療です。
外来通院で治療でき、点眼麻酔だけで
1回15分程度、まぶしい感じはしますが、
ひどい痛みはなく、安全に行えます。
網膜症が進んだ場合は3、4回に分けて、
1回につき、数十から数百個の凝固を行います。
レーザー治療は、早期であれば 80パーセント有効で、
時期が遅くなると有効率が 50〜60パーセントに低下します。
この治療は視力がよくなるわけではありませんが、
網膜症の進行を予防する観点から大変有効な治療です。
★硝子体手術
レーザー光凝固術でおさえきれなかった
網膜症に行われる手術です。
新生血管から出た血液を吸い出したり、出血の原因となる
硝子体の場所を電気で凝固したり、剥がれた網膜を
元にもどしたりすると同時に、剥がれる原因となる場所に
レーザーをあてて再出血や網膜剥離の再発を予防します。
この手術はむずかしく、成功しても視力が元どおりに
なることはほとんどありません。
手術によって、矯正視力 0.5以上に回復する例は
25パーセントぐらいです。0.1以下で、自分のことが
やっとできる程度の視力にとどまっているケースが多い現状です。


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